(お知らせ) 当院における花粉症・アレルギー性鼻炎 治療、対処法 2025
2025年 予測では 大量の花粉飛散の年 といわれています。
すでに飛散開始地域もあり 花粉症が出始めている受診患者様も 増えています。
当院でも、花粉症・アレルギー性鼻炎などについては 色々な対処法・治療法を取り入れています。
①内服薬、点鼻薬、点眼薬
・症状や経過に応じて、薬を処方します。
・ただし、あくまでも 薬による治療は「治す」のではなく、「症状を抑える・止める」ことを ご理解いただく必要があります。
・市販薬、耳鼻科以外での処方薬 を使われている方も多いと思います。場合により、「実は、他の薬の方が効果的だった」「花粉症と思っていたら、違う病気だった」「他の治療法は、聞いたことがなかった」というケースを見かけます。症状に応じて、やはり耳鼻咽喉科での診察、治療をお勧めします。
➁レーザー治療(当院では、炭酸ガスレーザーを使用)
・花粉症・アレルギー性鼻炎では、下甲介という鼻の粘膜が腫れるため鼻がつまり、鼻みずがあふれ出て、くしゃみがでます。
レーザー治療では、この下甲介を レーザー機器を使って焼灼することで、粘膜が縮み、鼻づまりを改善し、鼻みず・くしゃみを軽減します。
・鼻内の局所麻酔(麻酔薬を浸した綿花を鼻にいれて麻酔を行います)のあと、各鼻にレーザーを焼灼します。
・健康保険内の治療で、3割負担の方で おおよそ9,000円の費用がかかります。
→すでに、(2025年2月10日時点)多数のご予約をいただています。当院のレーザー治療は、ネット予約ではなく、来院時またはお電話で「レーザーの予約を」と伝えていただき、ご予約をおとりください。
③舌下免疫療法(スギ、ダニ)
・スギ・ダニの2種類は、薬を使って、アレルギー反応を抑える・慣らしていく治療法があります。
・採血などで、アレルギー反応を確認した上で行います。ただし、現在の病気により行えない場合がありますので、事前にご相談ください。
・なお、スギの舌下免疫療法は、スギシーズン終了後(おおよそ5,6月以降)に開始となります。
・特に、初回は、院内で舌下を行いますので、来院日に開始することはできません。
④3内環境をととのえる
・常々、アレルギー対策には、3つの「内なる環境」が大切だとお話ししています。
室内・鼻内・腸内 それぞれの環境です。
・室内環境は、洗濯物や寝具など気を付けておられる方は多いかもしれませんね。特に、長く、同じ部屋にとどまるため、寝室環境はとても大切になります。
・鼻内環境は、花粉症以外にも、セルフケアとしてお話ししていますが、鼻うがいやオイル点鼻(セサミオイル、馬油など)を使って、よい鼻粘膜の状態をキープしましょう。
・また、LPS(リポポリサッカライド)、ブラッククミン、ケルセチン、ビタミンD、SPMなど、色々な成分を摂ることで、対策が可能です。診察時にお伝えしています。
・腸内環境は、もちろん食が大切。小麦や乳製品、酸化したあぶらなどの摂り過ぎに注意しながら、日常の食養生を意識しましょう。何を食べたらいいか?よりも、実際は何を食べない方がいいか?が大切なことも多いです。その他、アルベックス˞®、11-1(いちいちのいち)®などもおすすめしています。
特に 最近は『アジュバント物質』による花粉症の悪化が問題となっています。
※エスエス製薬 HPより
『アジュバント物質』とは、単独ではアレルゲンにはならないものの、花粉などのアレルゲンに付着し、一緒に吸い込むとアレルギー症状を悪化させる物質といわれています。要は、花粉にくっついて、色んなものが入り込み、悪さをする!ということですね。
その点では、ここにあげたように 3内環境を整えたり、どんなものが入ってこようが、鼻腔粘膜をいい状態に保つことが大切です。
⑤自由診療
・当院では、健康保険診察以外に、事前にご予約の上、木曜日と土曜日午後に 自由診療を行っています。食養生法、ホメオパシー、バイオレゾナンスなど、各種療法のご相談も行っています。
→自由診療についても、当院では、ネット予約ではなく、来院時またはお電話で「自由診療の予約を」と伝えていただき、ご予約をおとりください。