日本ホロス臨床統合医療機構主催 『医療と宗教の交差点』@寶幢寺
終了しました。

京都・寶幢寺にて
龍源先生からのお話に続き 森嶌先生(代表理事)を含めた 3名によるクロストーク
最後は ご指導のもと 瞑想を行いました。

医療の抱える問題は多いのですが、死・死生観・緩和ケア・エンドオブライフ さらには 昨今の子供たちがかかえる心の問題などを中心に、懸談させていただきました。

こうしたクロストークの場で これまでの『D』は Debate / Discussion
といった考えをもとに、相手を言い負かして、唯一の結論を得ようとすることが多かったように思います。

今回も これからの『D』は Dialog
個々の語りから ご参加の方が何かを感じ 唯一の正解ではなく かえって 新たな問いを得る
そんな機会になってもらえれば と思っていました。

ご参加の方はもちろん 寶幢寺に集う 広い年代、職種の垣根をこえた方々との交流で
自身もまた あらたな問いをいただけたように思います。ご参加のみなさま ありがとうございました。

ー 以下 告知済 ー
理事をつとめさせてもらっている 日本ホロス臨床統合医療機構の企画として
『医療と宗教の交差点』と題して 医師として私 および 機構代表理事の森嶌先生
さらに いつも機構の活動にもご協力いただいている 寶幢時 (京都)松波龍源住職 3名による対談と瞑想を学ぶ会を開催します。

ご興味のある方は ご参加ください。→ 参加フォームは こちら
医療などにご関係のない方も、もちろん歓迎です。

今までは 生きている間が 医師、医療の役割
亡くなってからが ご住職の役割
そんな表現も されてきました。病院にご住職がいると 縁起が悪い!そう感じる方も まだまだ少なくないようです。

いまや 生と死 健康と病 そういった境はありません。
極端にいうと 健康か病気か と考える 西洋医学とは違って、

くしくも 私の学ぶ アーユルヴェーダでは、健康か病気か という捉え方がありません。あくまでも、段階を経て 一続きの中に 健康があり病があり 生があり死があります。

死は 死んだ瞬間から 始まるものではありません。
死を思い 生を振り返り 境界のない世を過ごすこと それが 生を輝かせることになります。
あらためて 何も病気がない 特に悩みもない そういった方にこそ こうした対談を通じて 生を振り返っていただきたいと思っています。

きたにし耳鼻咽喉科