(きた日誌) 第1回 世界長寿サミット@京丹後 健康長寿の秘密とは…⁈
第1回 世界長寿サミット@京丹後
京丹後は 日本平均の数倍 健康寿命が長く 100歳をこえるご長寿(センテナリアン)が多い地域です
さて その秘密 秘訣は何なのか?
数千年も前から 長寿 若返りを伝えているアーユルヴェーダに関わる一人として
初めて開催された 世界長寿サミットに参加させていただきました
日本、世界から 長寿の研究や臨床に関わる方々からの報告は とても興味深いものでした
また 京丹後のまちも 少しの時間ながら 世界長寿サミットが開催される意味がわかる空気 水 ひと 自然環境…
を感じることができました
オープニングでは 平均年齢75歳の京丹後の方々の踊りが披露されました
動きや所作 手先足先まで 氣の通った踊り 乱れぬ連携と絆 このオープニングを見るだけでも 長寿の理由がわかる気がしました
食、運動、腸内細菌、ヘルスツーリズム、ひととのつながり、オートファジー、超硫黄分子、ケトン体、感覚器、口腔…
ほんとうに広い視野から また 基礎研究に基づいた報告は 大いに得るものがありました
ただ 基礎的な研究で 長寿には~がいい ということではなく 基本的には 環境や自然 ひととのつながりの大切さを実感させられました
腸内細菌・腸内環境研究 京都府立医大 消化器 内藤教授、オートファジーでご高名な 大阪大学 吉森 名誉教授、
アンチエイジング 老化負債 慶応大学 伊藤 名誉教授、日本抗加齢医学会 大会長 大阪大学 中神先生、
これまでも日本統合医療学会でお世話になっている 山田先生をはじめ
多くの長寿に関わる基礎・臨床の第一人者の先生方との交流、ご縁もまた 素晴らしい刺激と経験になりました
あまりご存じではない伝統医学 アーユルヴェーダについてもお話しして
とてもありがたいおことばもいただきました
今回サミット宣言では あらためて
「コミュニケーションによる絆」「食物繊維」「運動習慣」「生きがい」
の大切さが 強調されました
Ultra-processed Society 超加工社会
食物だけでなく 光 音 空気 水 人間関係…
すべてが超加工を受けたものに囲まれた社会で生きる私たち
とても便利で快適な生活享受と引き換えに さらには
タイパ コスパ 効率効率…を求めるがあまり
多くのものを失ってしまいました
今回サミット宣言の4項目
「コミュニケーションによる絆」「食物繊維」「運動習慣」「生きがい」
これらはすべて 現代に生きる私たちが失ってしまっているものばかりだと 気づかされます
もう一度 自分に 家族に また 来院される方々に
健康に 健幸に 活きて 生きること これを伝え 考えていきたいと思いました
これは 祖父母が裏庭で育てている野菜たちです
こうして 手をかけ 声をかけ 時間をかけた 野菜たち
日々の食卓で 「いのちをいただきます」と 食べるだけでも 感謝の念が湧いてきます
私も常々 あえて 健康長寿 のみならず 健幸超寿 とお話ししています
ひとや自然との絆を感じて 生きがいを感じて 楽しんで過ごしていくことこそが
最高 最大の秘訣 ですね