ありがたいことに
当院には 全国から さらにいえば 海外からも 受診していただいています
また 大学病院に通院しても治らない方が お困りになって 受診されています

いったい どういうことなのでしょうか…

特殊な検査や治療法がある ということではありません

タイトルにも書きましたが「医療の基本にかえる」ことが何よりも大切です

少し修正を加えていますが 実際の経過をご紹介すると

70歳代女性
長く不調が続いている さらに 少し前に罹患した新型コロナウィルス感染もあり しんどさが増している
しんどい だるい 疲れる なんとなくやる気が出ない日が続いている
あちらの内科に行って血液検査 「異常はありません」
こちらの内科に行って 「コロナに罹ったから 調子が悪いんでしょう 治るのを待つしかありません」
別の内科に行って 「年齢のせいですよ」

当院に来院されて 経過、症状、年齢などから まずは考えたのは 甲状腺機能は?
何件も診察に行って 検査まで受けているのに 何も指摘されていない
さっそく甲状腺機能を調べてみると 極端に低下していた
「きっと これで しんどさが取れると思います」と 甲状腺機能低下の治療を開始すると
もう 再診の時には
「先生 ありがとうございました。ほんとうに元気になりました。今まで長く通院していたのは なんだったんでしょうか…」
と とても 喜ばれていた

20歳代女性
何年も 耳の不調で 近隣の耳鼻科 さらには 大学病院耳鼻科で通院してきた
治らない 一時的に薬でよくなってもすぐに不調を繰り返す

当院に来院されて 経過、症状、年齢から まず考えたのは 貧血は?
「耳の病気であっても からだ全体から 不調を探った方がいいですね」
と 血液検査を行い また 自然な自分を取り戻す統合医療についても お話をした

結果はまさに 極端な貧血
月経のある女性では 貧血が見過ごされがち
せっかく 検診の診断や通常の診察を受けていても 貧血が軽視されている傾向がある

貧血 鉄 フェリチン ビタミンB群 タンパク質 消化吸収…
まずは 自分のからだを知ってもらって 食 生活習慣 こころとからだ
そこが調って はじめて 各臓器が治るスタートである ことを強調させてもらう
「大学病院に通って 耳を治す ということばかりを考えてしまっていました。」

ここに挙げた 甲状腺や貧血の問題は
通常医療では 軽視されている印象があります
不調がある臓器だけに目を向けて 血液検査でも”基準値”(=”正常値”ではない)に入っていれば異常なし といわれる

血液検査をして データも出ているのに 基準値内かどうか ↓↑マークだけ
を見て 異常なしと言われているケースは 非常に多い
ここに不調の原因が表れているのに! 検査結果の使い方がもったいない!

もう一度 基本に立ち返って その大切さを思い起こさないと
不必要な検査、薬、通院が いつまでも続いてしまうと思います

さらに 日常を調えて 伝統医学や統合医療の考え方を取り入れて 本来の自分を思い出す
そんなお手伝いができる 医療を目指しています

きたにし耳鼻咽喉科