新型コロナウィルス感染は、まだまだ収束が見えない状況です。
私が所属する日本統合医療学会では、外出自粛が続く中、セルフケアを提言しています。
先のブログにもあげた インド伝統医学管轄省庁であるAYUSH省の提言を中心に、アーユルヴェーダ領域については、私が担当させていただきました。各領域からの提言は、とても参考になることも多いと思いますので、ご覧ください。

日本統合医療学会 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックへの提言

また、嵐の相葉雅紀さんが動画をアップされて、たいへん話題になっていますが、鼻うがいは、手洗い・うがいとともに、風邪・花粉症・各種感染症の予防対策に、また、耳鼻科では、副鼻腔炎・慢性上咽頭炎・後鼻漏など各疾患や症状の改善に、有効だと感じています。
繰り返しになりますが、拙書の宣伝を少し…
『新型コロナウィルス対策!免疫力を上げる50の方法』TJ MOOK (宝島社)
『慢性副鼻腔炎を自分で治す』(マキノ出版)

最近では、各種鼻うがい容器も市販されていたり、容器などを購入して自作することもできるので、ぜひ励行していただきたいですね。ただし、受診された患者さんにはご説明していますが、鼻から強く吸い込んだりしすぎると耳を傷めたり、中耳炎になったりしますので、その点は要注意です。

特に、耳鼻科としては、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性上咽頭炎といった疾患や、後鼻漏、鼻やのどの異物感、鼻づまりなどの症状など、通常なら しっかりとお話をお聞きして治療したい、処置を継続したい方についても、治療内容の制限や、外出自粛の影響で、残念ながら十分な治療が提供できていません。いつもよりも、セルフケアを優先していただき、鼻うがいをはじめ、ミサトールリノローション、セサミオイル・馬油などの点鼻をおすすめしています。
先日も、ネットや書籍・雑誌をご覧になり、北海道からもお問い合わせをいただきました。日々、電話やメールなどで、各地から、症状のご相談をいただいています。新型コロナウィルス感染対策はもちろんですが、それとともに、日常で困っておられる各種症状・疾患についても、しっかりと対応できる、診察できる日が来ることを期待しています。

 

きたにし耳鼻咽喉科