集英社オンライン 2024年2月 『突発性難聴』
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★特に、音楽関係のお仕事をされている方を含めて、日々 騒音、大きな音にさらされている環境では、常に耳が働かされて、疲れて切っています。最近では、イヤホンで音楽を聴く、ゲームをする人口も多く、耳が休まる暇がありません。

★それでも 寝ている間は 耳を休ませることができる。実は、そうではありません。
寝ている間にも、動植物は、常に身の危険を察知するアンテナをはっています。それが、ひとでは、聴覚であり、嗅覚になります。

★寝てしまうと、まぶたが閉じていても、光を感じることはできますが、いち早い危険察知には役立ちません。さらに、味覚、触覚も、危険察知には向いていない感覚です。それを補うために、起きていても、寝ていても、音を感じ、においを感じることを休めることはありません。ちょっとした物音、変なにおい をすばやく感じ取ることによって、私たちは、24時間 危険から身を守っているのです。

★あらためて、ずっと身を守っていてくれる 耳 聴覚のありがたみを感じましょう。そして、少しでも 耳を休める時間を作ってあげましょう。

大切なことは、耳が悪くなってから、どんな治療をするか だけでなく、
あなた自身が、あなたの『耳の声』を聞いてあげること、感じてあげること、いたわってあげること だと思います。

 

きたにし耳鼻咽喉科