(きた日誌) 順天堂大学 東洋医学研究会 第5回 特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」
順天堂大学 東洋医学研究会
第5回 特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」~花粉症・アレルギー性鼻炎
今回 シンポジウムにお招きいただき 講演させていただきました。
漢方・鍼灸・アーユルヴェーダ それぞれの特徴、違い、多くの共通点を探りながら、
季節柄 花粉症・アレルギー性鼻炎という疾患をテーマに、各領域からの講演がありました。
花粉症と言えば
「薬局で薬を買おう」「混んでるけど、病院に行って薬だけはもらっておこう」「一年で一番つらい」
場合によっては
「この時期は鼻をとってしまいたい」
そんな声もお聞きします。
ただ、単に症状を抑え込むことが 花粉症のゴールではありません。
各領域からのアプローチにより、花粉症だけでなく こころとからだ すべてが調うと
予想外の箇所も改善があることでしょう。副反応ではなく、「福」反応ですね。
順天堂大学 東洋医学研究会は、特に医学部生を中心に、薬学、鍼灸、看護 その他 医療に関わる若い世代の学びの場です。
素晴らしい進歩をとげ、色々なことが解明され、治療できる西洋医学の一方で、検査には異常がない、西洋医学的には対処法がないというケースも、ほんとうに多く経験します。
こうした次世代の方々が、この年代から 広い知識や考え方を学ぶことは、どの道に進まれても役に立つものだと確信しています。
私たち世代の経験や知識、考え方を、押し付けではなく、お伝えすることは 有意義だと感じています。
企画、準備から、当日の対応を含めて、すべて 素晴らしい活躍をされた研究会メンバー、参加者の皆さん、ご講演をご一緒した先生方に 感謝するとともに、今後の研究会の発展を楽しみにしています。
若い世代の方々の熱意を感じ、広い視野で傾聴する姿勢を見ると、日本の医療の将来は明るいなと実感させていただきました。