TBS 『 THE TIME, 』2024年3月19日放送分 真珠腫性中耳炎 コメント取材

ダイアン 津田さんが病気や手術を発表されたことを受けて、コメント取材がありました。
手術も無事成功されたとお聞きして ホッとしました。

先天性を除いて、真珠腫性中耳炎は、風邪を引いた後にすぐに起こる急性中耳炎と異なり、
多くは幼少期の中耳炎の治りが悪い場合や、知らない間に起こった中耳炎が発端となり、長期間炎症が続くことで起こってくるものです。また「真珠腫」という名前ですが、腫瘍(良性・悪性など)ではなく、あくまでも中耳炎の一種です。

近年は、中耳炎の治療がしっかりと行われるため、真珠腫性中耳炎の発生、頻度は減少していますが、ある程度の年齢以上の方は、幼少期の中耳炎治療が不十分であるケースもあります。

難聴、耳だれ、頭痛・耳痛、発熱 炎症が周囲に広がっている場合は、めまい・ふらつき、顔面神経麻痺や頭蓋内合併症なども起こってきます。このような真珠腫性中耳炎を疑う各種症状があれば、耳鼻科診察をおすすめします。必要性に応じて、CT検査(多くの場合、開業診療所では撮影できません)などを行って、診断することになります。

急性・慢性・滲出性・真珠腫性・好酸球性などなど
中耳炎にも 色々な種類があります。ぜひ 必要に応じて、耳鼻科を受診していただきたいと思います。

きたにし耳鼻咽喉科