しばらく診察のお休みをいただき、米国アナハイムで行われたカンファレンスに出席してきました。

「植物性由来の食で、栄養・健康を!」というところでしょうか。

 

ナチュラルハイジーンでご高名な松田麻美子先生にお誘いを受け、今年初めて参加させていただきました。

 

先生のご尽力があって、日本で、キャンベル博士の『China Study』が広がったといっても過言ではありません。いつもお元気な姿には、おどろかされます。

 

その『China Study』著者 伝説のT.Colin Campbell 博士ともお会いすることができました。

ロサンゼルス・アナハイムは、とても気候がよく、日本の湿気とちがってスカッとした、さわやかなお天気でした。また私がお誘いした方々も含めて、今回は日本から多くの参加者がおられて、とても楽しい雰囲気ですごすことができました。

直接耳鼻科とかかわりのある内容ではありませんが、植物性由来の食が、いかに健康に寄与するか、多くのDrが科学的な根拠も示しながらレクチャーされ、多くの学びが得られました。

Caldwell Esslestyn Jr.博士、Dean Ornish博士など、著明な先生がたの循環器疾患、がん、テロメアについての講演は納得されられることばかりでした。

インドの大学ご出身で、MDアンダーソンがんセンターのSahdeo Prasad博士は、様々なスパイスの、がんに対する効果を、基礎的なエビデンスを提示しながらお話され、とても興味深かったです。アーユルヴェーダとも関連があるので、今後も情報をお聞きしたいと思っています。

今回のカンファレンスのリーダーである、Scott Stoll博士は、ボブスレーのメダリストとお聞きして、びっくりしました。親日家で、日本から来たみんなと、それぞれに時間を取って、お話くださいました。とても紳士的で、素晴らしい先生でした。

息子さんも手伝っておられ、ご一緒しました。同じくとてもマインドフルな方でした。

多くの科学的エビデンスをもとにした発表をお聞きして、食への取り組みを深めたいと思いました。

もちろん、日本でも食への関心が高まっていますが、医療に関わる私たちが、さらに歩みをすすめていきたいと思いました。

Rancho Palos Verdesからの景色は最高でした。

きたにし耳鼻咽喉科