健康雑誌『わかさ』平成28年11月号 に記事が掲載されます。

耳鼻科疾患にも、食養生はとても大切です。調子がよくなる方、症状が改善する方の多くは、基本的に勉強熱心で、いろいろな情報を見聞きして摂り入れて、食養生についてとても積極的です。今回の雑誌でも、そういった方を紹介しています。

いつもお話ししていますが、最近は書籍・雑誌・ネットなどを見ていても、”~をすれば治る”、”~を食べれば治る”、といった表現をよく目にします。興味をひいてもらうための表現、ではあるのでしょうが、決して、何かを食べてさえいれば、病気が治るということはないと思います。あくまでも、養生法の1つとして、食養生がある、という考え方ですね。

 

最近は、受診される患者さんと、食についてお話する機会が多くなりました。玄米やω3亜麻仁油などをおすすめしています。我が家では、子供たちや、ワンちゃんたちも、玄米、ω3オイル、胡麻などがすっかりお気に入りで、体調よくすごせています。

 

拙書『耳鼻咽喉科医だからわかる意外な病気、治せる病気』(現代書林)にもかかせていただきましたが、操体法の考え方で、

・息=呼吸

・食=食養生

・動=姿勢や運動

・想=心の持ち方、ものごとのとらえ方

は、自分自身で変えられること、対処できることです。ぜひそれぞれの方にあった、息・食・動・想を取り入れてください。

きたにし耳鼻咽喉科