先日、大正生まれの患者さんを診察させていただきました。お身体がとてもお元気で、こちらが元気をいただきました。大正、昭和、平成そして新元号 令和と過ごされた方の「生きぬく力」は、素晴らしいですね。耳鼻科では、生後すぐのお子さんの診察もしますので、しばらくすると、令和生まれの赤ちゃんを診せていただくこともあるのかと思うと、診察・カルテを見て、時代や元号を感じますね。

 

さて、きれいな桜、新緑の木々も素晴らしいのですが、先日家のうらで見つけた、草1本

コンクリートに根を張って、もしかするとそこにある微量の水分を吸収して成長している、その姿をみて、ここにも、大切に育てられている木々以上の「生きぬく力」を感じました。

 

平成のはじめに医師となり、平成の中盤で開業し、本日の診察をもって、ついに平成が幕を閉じます。

研修医となった時代からすると、おおよそ30年、医療分野でも多くの、大きな変化がある一方で、日々診察をしていると、病気でお困りの方、不調をお持ちの方が減ることはありません。最先端の医療分野には、とても期待するとともに、現在関わらせてもらっている、アーユルヴェーダをはじめとする伝統医学や、医学的な解明が完全にはすすんでいない分野の役割が問われ、大切になってくる時代を迎えそうです。

 

医学の進歩により、私たちは、なんとなくからだや病気のことがわかった”気”になってはいますが、まだまだ、いつまでたっても、からだのしくみがすっかり解明されてはいませんし、今後もわかることはないのかもしれません。

西洋医学 そして、伝統医学、各種の代替補完医療、波動医学、量子医学…これらを修める私たちこそ、謙虚にこうした事実を受け止める必要がありますね。

 

平成最後の診察を終え、令和の夜明けを日本で迎えてすぐ、明日からは、バイオレゾナンスを学んでいる方々とともに、波動医学の病院見学、カンファレンス出席を目的に、ドイツに出発です。こうした学びを、日々の診察に活かしていきたいですね。ご縁をいただき、学ぶ機会を与えてもらっている人々、環境 すべてに感謝です。

きたにし耳鼻咽喉科