GWのバイオレゾナンス ドイツ研修を終え帰国後も、忙しい日々が続いています。

先週末は、プラセンタに関わる医師をはじめ、医療関係者、美容関係者ほかの集まりである日本胎盤臨床医学会に参加しました。

私自身も、耳鼻咽喉科領域の使用経験を、症例ディスカッションで報告させていただきました。

 

各科、各領域からのご報告は、耳鼻科に来られる患者様にとっても、たいへん有意義で、診療に役立ちますね。

 

また、昨年私が実行委員長を担当させていただいた際にお招きした、マイクロRNA、エクソソーム研究の第一人者 落谷孝広先生に続き、今回も世界的研究者 がん光免疫療法の開発者 小林久隆先生のご講演を拝聴しました。

 

 

通常、日本の研究者の方々は、基礎研究が中心で、直接患者様を診察することなく、研究職についておられる方が多いのですが、iPS細胞の山中先生や、がん光免疫療法 小林先生も臨床経験を経て研究をされているため、患者様の立場からのお考えもふまえて研究されている点は、臨床医にとって、とてもうれしい点です。

特に、耳鼻科、頭頚部のがんは、機能やQOLが著しく低下するため、正常組織、正常細胞に影響を与えない、小林先生のご研究は、今後日本の臨床現場では期待が大きい治療法です。今後、多くの患者様の命が救われ、がん治療の副作用や機能低下が、少しでも軽減されることを望みます。

 

日常の診察にあたる私たちは、こうした最先端の研究、治療の発展に期待するとともに、日常生活、生活習慣が大切であることを患者様にお伝えして、日々お困りの症状が楽になるように、診せていただくことに専念したいと思います。

きたにし耳鼻咽喉科