2020年も残りわずかとなりました。
清水寺で発表された今年の漢字が「密」でした。本当に、新型コロナウィルス感染に翻弄され、大きな影響を受けた一年となりました。まだまだ感染拡大に関しては、予断を許さなさい状況が続いていますので、年が変われば終わりということはありませんが、コロナ一色の一年となりました。

例年は、各種の学会・研究会・セミナーに出席したり、お声をおかけいただき、自身の講演に全国各地にうかがうのですが、今年は、3月はじめの東京での会参加を最後に、大阪府外に出ることがほとんどない、異例の年となりました。

本年、かねてからお世話になっていたヨーガ禅道院 石田道院長がご逝去されました。
昨年2019年、比叡山延暦寺での合宿にお声がけいただき、講演させていただきました。100歳を超え、多くの方にヨーガを指導されるお元気なお姿には感激しました。

講演させていただく機会をいただいた比叡山延暦寺というと、天台宗の開祖・最澄(さいちょう)が残したとされることば
「一隅を照らす」
を思い出します。

いくつか解釈があるようですが、私自身は、
「自分のいる場所で、個々人が 自らの役割を果たし、光となり、周囲を照らしていくことの積み重ねが大切である」
というように感じています。

 

新型コロナウィルス感染では、インフォデミック 情報過多・情報洪水による悪影響が問題になっています。
また、~は~のせいだ、という考え方が根強くあるように思います。あらためて、情報を得ることは大切である一方、情報に踊らされ、すべてを他に原因や問題点を求めるのではなく、先に書いたような意味での「一隅を照らす」生活、自身のできることを行って、世に光を照らすことができればと思います。

さて、2021年は、さっそく1月には各種雑誌記事掲載、2月には鼻炎、副鼻腔炎に関する次回の書籍が出版される予定になっています。一開業医として、通常の診察や書籍・記事などにおいても、お一人でも不調の方に光を当てられるよう つとめていきたいと思います。

きたにし耳鼻咽喉科