すでに昨日29日午前の診察を持ちまして、年内の診察は終了しておりますが、来院いただいた方々、またお問い合わせをいただいた方々 ありがとうございました。

新型コロナウィルス感染による外出自粛、先行きの不安感、生活リズムの変化などによって、これまでになかった不調を感じられた方も多かったように思います。ホームページや各種雑誌記事・書籍をお読みいただき、
・難聴 耳鳴り めまい
・慢性副鼻腔炎 好酸球性副鼻腔炎
・アレルギー性鼻炎 花粉症
・慢性上咽頭炎 後鼻漏 のどや鼻の違和感
などを中心に来院いただく方が多かったと感じています。また、治療を受けたが治らない、ずっと通院しているが改善しない、大病院で手術をしても不調が続く、〇〇専門の耳鼻科医に診てもらっているが体調が上向かない、年齢のせいといわれた… そういったケースでのご相談も非常に多くいただきました。また、時間をとって しっかりと またゆっくりとお話しができる自由診療の希望者様がとても多くなりました。

もちろん、当院ですべてを解決していただけるわけではありませんが、
「不調から改善するためのきっかけをつかんでいただく」
「自身の症状や治療方針についてしっかり理解してもらう」
「病気を治すだけでなくからだのお手入れをすることを取り入れてもらう」
「生活習慣、食養生、セルフケアが大切であることを再認識していただく」
「これまで、他院では聞いたこともない、治療法の選択肢を提案して、実践していただく」などによって、他院では得られなかった症状改善を感じていただけた方もおられたと感じました。

来年以降は、難聴・耳鳴などについては、新たな治療法を行う外来を設置したり、たいへんご利用が増えている自由診療の充実など、さらに多くの方の不調改善の手助けになれるようにとつとめてまいりますので、お困り症状があれば、ご相談いただければと思います。

先日、ふと近くの冬枯れの木を見てみると

なんと 蝉のぬけがらを発見しました。
葉が落ちることに耐え、風雨をしのぎ、がんばってつかっている(ぬけがらですが)姿を見ると、その力強さを見習いたいと思いました。
寒さ、コロナ感染、生活の変化など 先の見えない不安がある中、このぬけがらのように ただただ 目の前の枝にしがみつくことだけに集中する そんなマインドフルな気持ちをもって、この時期を乗り越えていきたいと思います。

きたにし耳鼻咽喉科