日経ヘルス 2021年秋号
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睡眠は謎につつまれています。
よくよく考えてみると、寝ている時は 動物はまったくの無防備。それでも動物たちは、比較的小さな物音、光、においに敏感に反応しますが、さて 私たちはどうでしょう?

周囲で 少々の音がしようが、電気がついていようが、においがしようが、安心しきって寝ていて、起きることはありません。すなわち、無防備に生命の危険がある行為・行動が睡眠なのです。

それだけの危険をかかえた行動であるはずの「睡眠」を、こうして 私たちは必要な行動・生命活動として 残してきています。それだけ「睡眠」は私たちにとって、必要不可欠なものだといえます。

朝の起床、日光を浴びるところから、夜の睡眠準備は始まります。日中の過ごし方、食の摂り方、そして夕方から夜に向けての過ごし方 これらすべてを調えて、よい睡眠にむかっていきたいものです。

きたにし耳鼻咽喉科