暑い日々が続きます。日本の暑さは独特で、交流のあるインドの方々に聞いても、日本の暑さは、しんどい暑さだと言われます。たしかに、湿度の高さなど、単に気温だけでは言い表されないしんどさがあります。

一方で、コロナ対策もあり、締め切った部屋で ガンガンに冷房で冷やすというわけにもいかず、水分補給などをしながら、体調管理に苦労されている方も多いでしょう。

先日 日本統合医療学会の理事に選出していただきました。また日本老化制御医学会の専門医も取得することができました。様々な症状でお困りの方には、通常の医療だけでは太刀打ちできないことも多く、いろんな視点から 不調脱出に向けて 取り組みを進めていく必要性を感じています。

老化というと、
最近は、暦年齢と生物学的年齢を分けて考えよう といわれています。たしかに、診察の時や、普段周囲を見回しても、同じ60歳、70歳であっても、病気をお持ちかどうかだけでなく、見た目、ことばの力強さ、生活行動範囲など 全く違いますね。このように、これからは単なる暦上の年齢は、健康を見ていく上で 必要性は少なくなっていくと考えられています。
まさに

Age is just a number!年齢なんてただの数字さ!
ということが、医学的にも重要視されてきます。さらにいうと、老化が病気として治療できる時代が目の前までやってきています。

といっても やはり生物学的な年齢にとって大切なのは、日々の生き方 運動、栄養、生活環境、人づきあい、睡眠、心の安らぎ…であることには 変わりありません。暑さを乗り越え、コロナ禍を乗り越え、暦年齢を乗り越えて すごしていきたいですね。

きたにし耳鼻咽喉科