関西以西では、本日付で(関東以東は1月31日付でした)

全国紙 毎日新聞朝刊に、今回上梓させていただいた書籍の広告が掲載されました。

こうしたこと以外で、顔写真が出ることもないので、不思議な感じですね。実際に不調で悩まれている方やそのご家族ほか、書籍を手に取っていただく方の症状改善に少しでもお役に立つことがあれば、うれしい限りです。

 

インフルエンザが過去最高を記録するくらいの流行をみせています。耳鼻科にも毎日多くの患者さんが受診されます。

最近は、インフルエンザを調べる検査キットも普及し、私たち医療者としては、1つの根拠になる、貴重な検査です。ただし、先日こうしたケースをお聞きしました。

ある病院で、症状からインフルエンザを疑い、検査キットで診断を受けられました。結果は陰性でした。患者さんが質問しても、診察医は、

「この検査は、症状が出てから数時間でも陽性になる検査です!」「あなたは絶対にインフルエンザではありません!」

しかし、翌日になっても症状が続くため、当院を受診されました。患者さんとご相談して、当院で再度検査をしてみると、

やはり陽性

 

生き物を扱う医療には、絶対ということはありません。今回のケースはちょっと極端な感じもしましたが、検査を妄信し、検査結果が~であっても、~な可能性もある、そういった考え方が抜け落ちているとき、医療は違う方向へ進んでしまいます。

インフルエンザが陽性か陰性か、ということではなく、こうした考え方で医療が行われていることが、問題だなあと感じさせられました。

きたにし耳鼻咽喉科