明日からの2泊3日、和歌山 白浜で酵素ファスティング合宿があります。

酵素栄養学協会 関西代表とはいいながら、実務にはなかなか参加できず、各スタッフさんたちのたいへんなる努力で、合宿ができることに、とても感謝しています。

私は日曜日に学会があり、土曜日からの1泊だけになりますが、昨秋に続いて2回目の酵素ファスティングです。よくファスティングするとどう変わりますか?という質問も受けますが、具体的にどうなった、という表現が難しいのですが、なんともいえず、復食していくにつれて、身体は軽いし、体調はいいし、便の出方、色、におい、形などなど、かなり違ってきます。

先日、テレビの嵐の番組で、断食をしたことがある方の集まりがやっていましたが、かなり興味を持ったり、実際にされている方は増えているようです。決して、何日も何も食べないで、根性をつける、忍耐力をつける、ということが断食・ファスティングの目的ではありません。ぜひ、健康な方も、病気をお持ちの方も、試して見られるのはいいと思います。

鶴見酵素ファスティング合宿は、これまで関西では行われてこなかったので、今後、こうして関西エリアで行われていくと思いますので、ぜひご参加ください。こうして、HP上のブログや、診察の時のご相談でもお話をしていきます。

福岡伸一先生がよくご紹介される、シェーンハイマーの実験があります。
ラベルした(外から見えるようにした)ロイシンというアミノ酸を含んだえさを、ネズミに食べさせると、そのラベルしたロイシンは、「吸収され、消化されて、尿などから排泄される」という実験前の予想をくつがえして、「体内を構成するタンパク質に取り込まれて、全身の組織に分布した」というものです。

要は、日々の食事が、さっそく体内の物質と置き換わって、身体を作ってくれている、ということになります。いかに日々口にするものが大切か、ですね。食べても、なんとなく便や尿から出る、と思いがちですが、それ一つひとつが、私たちを作る材料になります。どんな薬で治療しようが、日々口にする、身体を作る材料が悪いと、病気は治らないし、病気になっていくのがよくわかります。

経験すると、ファスティングも楽しみになってきます。

きたにし耳鼻咽喉科