岡本啓司先生が創案された プライマリーウォーキング®の指導者養成セミナーを受講させていただきました。

もともと、私自身が、普通に歩いていてもひっかかったり、こけそうになることが、結構ありました。

そこで、足を上げ足らないんだ、と思い込み、少しでも高く足を上げて、水泳のクロールのように、足を掻いて必死に前に進むような歩き方をしていました。ところが、先生のプライマリーウォーキング®の教えで、立ち方、歩き方、姿勢のセットの仕方を学び、これまでの自分の歩き方が いかに自分を疲れさせ、身体の各部の不調をきたしていたのか、が理解できました。

耳鼻科に受診される方で、ふらつきやめまい、ひいては耳鳴りなどは特に、この歩き方を学んで変えるだけで、かなり改善されるのでは、という期待感が高まりました。

ぜひ、今後周囲の方々、患者様にもプライマリーウォーキング®をお伝えできる立場になり、楽にすごしてもらえるようにと思っています。立つこと・歩くことが原因で病気が引き起こされ、立つこと・歩くことによって病気が改善される、これほど単純でわかりやすいことはありませんね。

これまでもお話しすることがあった、操体法で大切にされている4要素

息=呼吸:ヨーガ、アーユルヴェーダ、瞑想

食=食養生:栄養療法ほか

動=運動:プライマリーウォーキング®、楽健法

想=心の持ち方:マインドフルネス、ヒーリング、自然セラピー

それぞれの達人にご指導いただき、少しづつではありますが クリニックに来られた方に提供できることを、とてもうれしく感じます。医療者や薬が「治す」のではなく、自らが「治る」手助けをする、これが本来の私たち医療者の役割だと思います。

今回、ご指導いただいた岡本先生、ご縁をいただいた森嶌先生、参加のみなさん ありがとうございました。

きたにし耳鼻咽喉科