今年も残りわずかとなりました。

クリニックでは、いわゆる風邪はもちろん、インフルエンザと診断される方が増えています。また年明けから始まる花粉症も気になる時期になりました。内服治療をはじめ、舌下免疫治療(花粉症シーズンには開始できません)、鼻レーザー治療、さらには腸環境改善の食養生、バイオレゾナンスという波動調整を用いた花粉症治療など、当院でも様々な取り組みを行い、準備が始まっています。

 

また、例年この時期には、雑誌取材などをお受けすることが多くなり、副鼻腔炎、花粉症、さらに難聴・耳鳴り・めまいについても、お問い合わせが急増します。

前著『耳鼻咽喉科医だからわかる意外な病気、治せる病気』(現代書林)は、おかげさまでたいへん好評をいただきました。それを受けて、2019年1月早々には、書籍としては2冊目になりますが、『難聴・耳鳴り・めまい 「治る」には理由(わけ)がある』(ルネッサンス・アイ)を出版することになりました。

 

難聴・耳鳴り・めまいといった症状は、医学的には対処、治療が難しく、とてもお困りの方が多い症状です。「大学病院で 治らないといわれた」「18件 他の耳鼻科に診てもらいましたがだめでした」など、いわゆる難民化している患者さんもたくさん来院されます。もちろん、私がすべての難聴・耳鳴り・めまいを治せる、という話ではありませんが、いわゆる西洋医学的な診断、アプローチ、治療とは少し違った見方、方法論、生活改善を駆使することで、不調から脱出されるかたがおられることも事実です。そういった当院での取り組みをまとめさせてもらいました。

 

少しでも、お困りの方の症状が改善するきっかけになればうれしく思います。

きたにし耳鼻咽喉科