第22回日本胎盤臨床医学会が福岡・博多で開催され、出席してきました。

当院でも多くの患者さんの治療、健康増進に役立っているプラセンタを使用している医師、医療関係者の集まりです。

日本のみならず、海外でもプラセンタのご発表で活躍の、長瀬理事長はいつもお元気です。プラセンタ効果かなと思いますね。

プラセンタに関連するご発表もとても興味深く、また学会では珍しい、プラセンタ製剤の工場見学もありました。懇親会でも、リバークルーズなど、親睦を深めることができました。

紹介講演では、HSP(ヒートショックプロテイン)研究の第一人者 伊藤要子先生のご講演がありました。HSPのご講演は、耳鼻科でもとても参考になる、大切なお話でした。現在、一般社団法人 HSPプロジェクト研究所を立ち上げられ、活躍しておられます。

以下、そのHPから転載させていただきました。

詳細な説明は、先生の研究所のHPをご覧いただければと思います。HSPは、加温による誘導されるタンパク質ですが、生物にとって、ストレス対応にとても大切な役割を果たしています。

また、大切な点として、特殊な加熱、加温を必要としないことです。日本人には、とても馴染み深く、毎日の習慣である、入浴でHSPが高められるんですね。

診察をしていると、「 平熱が35℃台なので、36℃をこえるとちょっと熱っぽいんです 」と、さらりとおっしゃる方がおられます。平熱が低いこと自体が、大きな問題なんですね。この点も、外来で指摘して、説明させてもらっていますが、特に最近は、そういった患者さんを多く見かけます。

伊藤先生のご講演を直接お聞きして、あらためて、加温、入浴、保温の大切を学べました。HSPと難聴の関連性を示す論文もあります。今日から、いつもにも増して、その大切さを外来でお話ししていきます。

 

また、平成30年6月24日(日)第23回日本胎盤臨床医学会の実行委員長を担当させていただくことになりました。京都大学芝蘭会館をお借りして開催です。一般の方がご参加いただく会ではありませんが、学術大会として、興味深い内容の学会にしていきたいと思います!

きたにし耳鼻咽喉科