先日 珪素を治療に取り入れられている医療関係の方の研究会に出席してきました。

日本珪素医療研究会HPをもとに、紹介します。

珪素はまだまだ馴染みがない方も多いでしょうが、シリコンと聞くと、シリコンが珪素のことかと思い出されるでしょう。もともと人間の身体に存在している微量ミネラルで、内臓や皮膚、骨格など身体全体にあります。

珪素は加齢とともに減っていきますが、体内で作り出すことが出来ないため外からの補給が必要となり、積極的に摂取する必要があります。

珪素は太古より地上に存在していて、地球上で酸素に次いで多い元素と言われています。その正体は小さな植物プランクトン・珪藻で、地球上に約4,000種も分布していると言われる藻類の一種です。長い年月をかけて海底や湖底・土壌につもり「珪酸の層」を作り上げます。珪酸はガラス質を意味し、珪素の小さな分子は1つひとつが珪酸のガラスの殻に覆われています。純度の高い珪素の化石は透明な美しい結晶になります。

宇宙で一番多い物質は水素であり、地球の空に一番多いのは酸素であり、地球の地殻に一番多い物質は珪素です。
珪素が一番多く含まれている鉱石は石英(水晶石)です。また、ラジウム鉱石や麦飯石、トルマリン、ブラックシリカ、医王石や北投石、また宇宙から来る隕石など大きな働きをすると言われる成分の95%以上に珪素が含まれています。

私たち生物が地球上で誕生したなら、珪素は生物誕生と進化に大きな役割を果たしたのではないでしょうか。珪素は私達人間や動植物にとって必要な栄養素であるとともに、工業・農業・水産・畜産・環境分野においても応用が進んでいます。

まだ、医学的な臨床応用が広まっていませんが、今後様々な症状や病気の改善に期待が集まっています。
研究会では、熱心な方々が多く、興味深かったです。

私のクリニックでも、患者さんからも珪素に関して、ご質問をうけることもあり、だんだんと認知度もあがってきているようです。私自身も、積極的に飲ませてもらったり、皮膚の調子の悪いところに使って、とてもいい印象です。
治療とはいえませんが、いろんな症状でお困りの方に、ご相談の上、使っていければと思っています。

きたにし耳鼻咽喉科