(ブログ) 一般社団法人 日本アーユルヴェーダ学会理事長就任
今月は、関西はもちろん、北海道、東京、石川と各地を学会発表でまわり、いろんなご縁、収穫をいただきました。
SNSなどにはアップさせていただきましたが、
今月の学会出席の最後になった、先日の 一般社団法人 日本アーユルヴェーダ学会 金沢大会において、上馬塲前理事長の後を受け、理事長に選出されました。
アーユルヴェーダについては、まだまだ知識経験も浅い私が選出されたことの意味は、「リーダー」としてという役割もあるとは思いますが、学会に関わるすべての方々、さらにはインド伝統医学 アーユルヴェーダに関わるすべての方々にとっての「ハーモナイザー」として、この素晴らしい伝統医学の体系が、多くの方の健康、幸せに寄与できるように、発展普及させていくことを任されたと認識しています。
ここ数年来 内閣官房 健康戦略室では、「アジア健康構想」が立ち上がっており、そこでは漢方などと並んで、アジアの健康長寿を担える一分野として、アーユルヴェーダが取り上げられるまでになりました。アジア発の医学体系が、さらに世界に発信される日を楽しみにしたいと思います。
学会に出席した金沢では、ほとんど自由時間がありませんでしたが、少しだけ足をのばし、北陸の、日本の中心にあるパワースポットといえる白山比咩神社に行ってきました。
懐かしい風景が広がる。駅で待っていると、電車の運賃について尋ねられたけれど、
「私もはじめてなんです」
少しは、地元になじんで見えたのかな、とうれしくなる。
来たことはないけれど、小さいころに住んでいた奈良で乗った電車や駅は大きかった。
目にうつる駅や電車は小さくなったけれど、音やかおり、感じ取る風は、変わっていない。このワクワク感も変わっていない。
着いた白山比咩神社は、その瞬間から感じる何かがあった。
見ても聞いてもにおいを嗅いでも、すべて脳を使って 意味を考えてしまうことに慣れてしまった。
逆に、ここでは、考えることを忘れさせてくれるほど、感性に訴えてくる、五感にはたらきかけてくるものがあった。
そのパワーに圧倒される。
ここに来ることになっていた、そのご縁に感謝する。
最後には、いつもアーシングして、大地とつながって、氣が流れることを感じてみる。変わらないために変わり続ける、福岡ハカセの『動的平衡』を思い出しながら。巡礼というのは、聖地・霊場を参拝してまわる、巡ることではあるが、ほんとうに巡るべきなのは、自身のこころとからだのように思う。
色々な意味で 思い出に残る学会、金沢となりました。