第23回 日本統合医療学会が鹿児島で開催され、参加してきました。

覚えている範囲では、学生時代の修学旅行以来の鹿児島でした。自身の発表と座長も担当させていただきました。
懇親会でも多くの分野の先生方、さらには各省庁の担当部署の方、鹿児島県知事様といった、幅広い方との交流ができ、とても充実していました。

西洋医学の発展は目覚ましく、今までに分からなかった原因が解明され、今まで治らないとされてきた病気が改善する時代になってきています。その一方で、色々な治療でも治らない症状に悩まされている方、治療法がないといわれている方を診察させていただく機会も増えています。
~がいい、~が悪い、という考え方ではなく、その方にあった治療の選択肢が提案できる環境、また薬や医師に治してもらうのではなく、自ら治るための生活習慣をととのえていく、そういったことが大切になっていくことを学会を通じて再確認しました。今回の発表は、アーユルヴェーダの日々の健康=ディナチャリアについてでしたが、毎日の診察でも、日々の取り組みについてお話しする機会が多くなっています。

あまり、ゆっくりする時間がなかったのですが、夕食の際には九州巡業に来られていた千代翔馬関、玉鷲関と遭遇しました。とてもやさしいお人柄が素晴らしかったです。同じく学会でご発表の伊藤誠基先生とご一緒しました。

早朝から 島津斉彬公を祀る照国神社にも参拝できました。

今年の学会での発表は、これで最後になりそうですが、早くも来年どころか、再来年2021年開催の学会も会頭を担当させていただくことが決まりました。とてもありがたいお話です。あらためて、自身に与えられたお役目は何なのか。自身が医療職についている意味は何なのか。自身の人生の時間をどういった形で使わせていただけるのか。自問自答しながら、またご縁に感謝しながら、すすんでいきたいと思います。

 

 

 

 

きたにし耳鼻咽喉科