(きた日誌) 病院・医院 場のエネルギー
病院 Hospital の語源を調べると、ラテン語の hospes=客 に由来し、「傷病者や病人の収容施設」と出てきます。ことばだけを考えると、病院は病気の方を治すところではなく、単に収容施設だったのか⁉と思いますね。
できれば 病院・医院を受診して、先生に処置を受けて症状が和らぎ、先生と話をして不安が解消されて、楽になった といって帰っていただくのが理想だと考えています。
先日、杏林予防医学研究所での山田先生の講座を受講させていただきました。
先生は、単に栄養などだけではなく、環境・場の大切さを説いておられます。
当院でも、「視覚」・「聴覚(超高周波音)」・「嗅覚(時間帯や季節により異なるアロマ)」などを用いて 来院されて診察を受けている間 知らないうちに 五感からからだが調う「場」づくりを重視しています。
そして、やはり「傾聴」。ただただ、パソコンに向かって文字を打ち込み、薬だけが処方される外来診察では、冒頭にも書いた 病院がただの収容施設になってしまいます。
何にもまして、お話しをお聞きして、不安を取り除く。
こうした「場」こそが、本来の病院・医院の役目だと考えています。
きたにし耳鼻咽喉科