(きた日誌) “自然” 農園 訪問
私たちがイメージしている農園は、一面に きれいに敷き詰めた緑が広がる景色
ここでは、そんな景色はない
お茶はそれぞれの意思で色を変え、それぞれの生命力を発揮している
周囲には、雑草もはえ、虫たちが暮らし、カエルまでもがここで暮らしていた
ただただ、農薬を使わないということだけが 自然農園という意味ではないと感じた
最近は、”人工的な自然”も多い
動植物や大地 すべてに境界がなく 共生していることこそが 自然の営み
あまり目にしたことがないお茶の花や種を見せていただいた
お茶というと 葉や茶摘みの光景を思い浮かべるが 種をつけ種が落ちて次の命が生まれ、
きれいな花も咲く なんら他の植物たちと変わらない
私たちの使い方、飲み方が 勝手なお茶のイメージを作り出しているだけだと再認識する
やはり日本人の生活の中心にはお茶がある
ひとによって 「食後のほっと一息」「午後の一服」「からだのために」など色々な思いがあるだろう
ご協力をお願いして 私の専門領域 耳・鼻・咽喉の不調を抱えている方に、自然の力を蓄えたお茶を提供すべく 試行錯誤してお茶を作っていただいている
ペットボトルが普及して
お茶がどうやって作られるのか を知らない子供たちも増えているという
今回の訪問で
子供たちだけではなく 私たちも ほんとうのお茶の味わいを知って どんな飲み物よりも、どんな薬よりも からだと心を癒し、つつんでくれるお茶を
日々飲みたいと思いました