これまでもお世話になっている ヨーガ禅道院様からお声がけいただき、『たいまつ通信』に記事を掲載していただきました。

耳鼻咽喉科医となった経緯、さらに西洋医学に加えて 伝統医学、補完医療、統合医療を取り入れるきっかけなどをお話しさせていただきました。

たくさんの検査をして、多くの薬を出すという これまでの医療モデルでは 立ち行かなくなりました。

世界に冠たる長寿国となった日本。
治せなかった病気にも、治療法が見つかっている。
反面 年々 国の医療費は膨れ上がっている。
検査では異常のない、治療法が定まっていない疾患でお困りの方が、日々診察に来られる。

こうした現状で あらためて 予防の大切さ、日々の養生の重要性がクローズアップされてきている。もっと、自分自身を知り、見つめ直すこと。単なる対症療法で症状を止めてしまうのではなく、病気や症状からの得られた気づきを、自分のからだの声に耳を傾けることで、からだも心もどんどんと変わっていく。病気になる前に戻るどころか、それ以上の自分が得られる。

診察に来られた方にも、どうしてその症状が現れているか? その症状が現れた意味は何なのか? からだはなんと言っているのか? からだからの声にどう応えるのがいいのか?

熱が出ている意味。汗をかいている意味。咳が続いている意味。のどが痛い意味。耳鳴りがしている意味。
それを知ることで、自分の心とからだを見つめ直し、生活や生き方を変えて、改善される方を多数見てきました。少しでも そういった気づきにつながる医療でありたいと思っています。

きたにし耳鼻咽喉科