宝島社 TJ MOOK 『 副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎を薬に頼らず治す! 』2024年4月
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2018年、2019年と、同社からTJ MOOKが発売され、たいへん好評をいただいたようで、増版を重ねたとお聞きました。今も、この雑誌を読んでご来院いただく方も多く、ありがたく思っています。
今回は、普遍的な内容はそのままに、昨今の疾患に関連するアップグレードを加えた 新装版になります。

繰り返しになりますが、書籍や雑誌のタイトルには、”自分で治す” ”薬に頼らず治す” という文字が並んでいますが、
当然のことながら
当院は、いっさい薬を使わない、いっさい手術をお勧めしない という方針ではありません。

耳鼻科診察に行って、患者さんが 鼻の症状を言うだけで 「ちくのう症でしょうね。薬(抗生剤)を出しておきますね」
そういった診察が多いのが実情です。そうではなく、
いつも診察で強調しているのは、ほんとうに、今の状態に 薬が必要なのかどうか、必要ならその薬が適しているのか 手術をする必要があるかないか 自分でできるケアはないのか をしっかりと説明させてもらって、患者さんと方向性を一緒に決めていく そういった方針で 診察しています。もし、患者さんから、「こういう方法がいいと聞きましたがどうですか?」とご質問されれば、頭ごなしに「そんなのは要らない!」というのではなく、安全でいい方法なら取り入れてもらって、一緒に経過を見ていく場合もあります。

いわゆる Shared Dicision Making ですね。

☑ 的確な診断ではないままに、漫然と薬を飲み続けている
☑ 実際に手術を行ったが、その後の調子が思わしくない
☑ 他の耳鼻科で診察を受けたが異常なし・治療なしといわれて困っている
☑ 幼少期に 不必要な抗生物質 広域スペクトラムの抗生物質が頻繁に処方されるのが心配

そういったご相談を 毎日のように お聞きしています。
ぜひ、こうした書籍や雑誌を通して、まずは自身の状態を知ること、何が起こっているのか、何に困っているのかをしっかりと知ることは、症状改善の第一歩です。その上で、ご自身にもできることもまた とてもたくさんあります。

特に、3~5歳以下のお子さんに関しては、この時期の腸内細菌叢が その人の一生の腸内細菌バランスを決めてしまう とても大切な期間になります。「がっつりと抗生物質で細菌をたたいて、早くよくする方がいいんだ!」という主張のもと、小児科・耳鼻科から、強力な抗生物質やステロイド剤が、子供たちに処方されているケースを見かけると、心配になります。

鼻の症状や病気といっても、鼻だけを治すことでは、症状の改善にはつながりません。

『自身自医』

自身を知り、セルフケア、生活習慣、食養生などを見直して、ぜひ、不調から脱していただきたいと思います。

➡ 2024年4月13日 追記:ありがたいことに、ふと立ち寄った 関東の書店では 平積みで 販売してもらっていました!

 

きたにし耳鼻咽喉科