先日 杏林アカデミーの細胞環境デザイン学 認定医試験を受けてきました。

選択式筆記試験、小論文、細胞環境デザイン学の内容のプレゼンテーション の3つの課題での試験でした。

普段何気なくお話ししている栄養学の知識でも、いざ試験となると、頭の中で整理できておらず、講座内容をあらためて見返し、覚え直すという勉強は、なかなかたいへんでした。しかし、こうした機会がないと、なんとなくですごしてしまいますので、栄養学(だけではありませんが)の知識の整理や、再認識、再発見には、とてもいい期間になりました。

この1,2か月は、お昼の診察の間に、コーヒーショップなどで、書類をかかえて試験勉強をやっていました。もう、この年齢になり、試験勉強もないかと思っていましたが、”あこがれの”スタバ勉などもやりながら、なんとか脳神経を再活性化していました。

プレゼンテーションは、Antibio抗生の医療から、Symbio共生の医療へ、とちょっと大きなタイトルで、日々感じている今の医療の問題点や、学ばせてもらっている医心方、アーユルヴェーダをまじえた養生について、また大好きで、いつも読ませてもらっている福岡先生のお考えや、シラーのことば、鴨川・方丈記など動的平衡について、さらにはマグネシウムを中心に、当院でよくなられた方の経過報告などをさせてもらいました。どちらかというと、私の日々の考えをお話できる場を提供していただき、うれしいプレゼンになりました。

 

講座でもご一緒した伊藤先生と、同じ日の試験でしたので、楽しく受験できました。

講座のあとは、恒例になっている、山田先生宅で、最高の環境での音楽鑑賞もさせていただきました。

機械的に音がカットされたCDや、ダウンロード音楽になれた現代人には、素晴らしいお部屋で、聴覚だけでなく、視覚・嗅覚や音の振動を感じる触覚・振動覚など、五感やそれ以上の感覚刺激を受けながら、音を体感させていただきました。

大学生の時代には、ピアノを習っていて、たいした上達はしなかったのですが、発表会で演奏したエリック・サティのジムノペディをはじめ、小学校の時にはじめて買ったレコードでよく聞いたシューベルトの楽興の時、ビバルディの四季・冬、ショパンの幻想即興曲など、なつかしさもあわせて、とても感動した時間を独り占めできました。

栄養だけがすべてではありませんが、欠けているビタミン、ミネラルを補充するだけのような栄養療法ではなく、細胞環境を調えることで、細胞を健康にする、ひいてはヒトの身体の健康につながる、そういったお考えは、とても勉強になります。

老けないための提言

穀採食、水、ファスティング、姿勢、呼吸、運動、睡眠、脳、光

は、薬で病気を治すことになれてしまった私たちに、あらためて健康の意味を考えさせる提言だと思います。

現在学んでいる波動やヒーリングなども含めて、いたんだ臓器を治すということだけでなく、健康、生きる意味を考えていきたいと思いました。

きたにし耳鼻咽喉科