この季節はいつも同じことを書いているような気がしますが、1月行く、2月逃げる、3月去るのことばどおり、お正月があけるとはやいもんです。花粉症もはじまり、耳鼻科にはとても忙しい季節です。今年から、舌下免疫療法という、スギ花粉症の根本的な治療がはじまり、期待されています。少しでも楽になる方が増えればいいなと思います。

しかし、アレルギー反応は、もともとは身体にとって、身を守る大切な反応でもあるので、極論すればアレルギーが完全になくなる、治るということはないのかもしれません。今の時代、なんでも過剰ですから、過敏に反応し過ぎるアレルギーだけでなく、食べ過ぎ、働き過ぎ、怒り過ぎ、など、スギ花粉も含めて、”過ぎ”には注意ですね。

アーユルベーダを少しずつ学ばせてもらっていますが、『鼻』は、脳や意識の入り口である、という考え方がつよく、最近よく耳にするようにはなってきましたが、鼻呼吸の大切さを、もっと耳鼻科から発信する必要があります。単に鼻の症状をとるだけでなく、鼻から身体を変えられるように、治療し、みなさんに鼻の大切さを伝えていきます。

きたにし耳鼻咽喉科