『ナチュラルハイジーン』ということばをご存じでしょうか。日本ナチュラルハイジーン普及協会のHPによりますと

「ハイジーン(Hygiene)」というのは、「衛生」「清潔を保つこと」「摂生」などの意味を持ちますが、こうした意味に加え、「健康および健康維持のための科学。健康を保ち、病気を予防するための原則の理論」という意味があります。

その考え方の根本は

『Health Is The Result of Healthful Living (健康とは、健康的な生活の結果もたらされるものである)』
『 Health Care Is Self Care (ヘルスケアとは、自分の体は自分で守ることである)』

ということになります。

とてもシンプルで、「健康のために必要な条件を体に与え、体を傷つけるようなものを体に与えないことによって、体の内外環境を清潔に保つ」ことを原則としています。

必要な条件とは、
1.新鮮な空気や水
2.体の生理機能構造上ふさわしい食事
3.十分な睡眠や休養、腸にとっての休養であるファスティング(断食)
4.適度な運動
5.日光
6.ストレスマネージメント など、生き物にとって生きていくための基本的な要素のことです。

ことばで聞くと当たり前、と感じる方も多いでしょうが、これが現在の生活、医療ではすっかりと忘れられ、抜け落ちています。

先日、このナチュラルハイジーン普及協会会長の松田麻美子先生の講演を聞く機会がありました。
見るからに若々しく、ことばの一つひとつに力のある先生で、とてもパワーをいただきました。

薬で症状だけをおさえる、耳や鼻、のどといった局所だけをみて治療する、そういった対処も必要なときはありますが、決して病気が治っているわけでもなく、まして病気を予防することにはなりません。

自分自身も含めて、病気を持っておられる方も、こうした生活、食を実践することで、身体の中から『超健康革命』が起きてくると思います。

きたにし耳鼻咽喉科