(ブログ) 細胞環境デザイン学講座
京都で行われた 杏林予防医学研究所主催の「細胞環境デザイン学」講座(中級)に参加してきました。
京都でしたが、2日目の早朝から周囲の散策、所長のご自宅での音楽鑑賞体験などがあり、久しぶりに京都に泊まりました。
講座は、山田所長の熱い講義をたっぷりお聞きできて、とても有意義でした。
ちょっと専門的になりますが、小胞体ストレスと難聴の研究は、大学病院耳鼻科ではご発表がありましたが、それをわかりやすく、また栄養学との関連でお話しいただき、たいへん参考になりました。タンパク質は、しっかりと構造が保たれて初めてちゃんと働くことができるので、分子シャペロンによるファールディングの調整などが大切になります。それを、食、栄養の面から解説いただきました。
基礎的な実験は開業医ではできませんが、わかってきた事実を使って、それを実際の生活に役立たせる、それが私たちにできることですね。それが、食という毎日の生活に反映できれば、なおさら素晴らしいことです。
考えを同じくする先生方とご一緒して、新しくご縁をいただけたのも、何よりの宝でした。
朝 待ち合わせの集合時間よりかなり早く起きて、鴨川沿いを散策しました。
めったに見ない早朝の京都 鴨川の景色、何よりも何にも邪魔されない、川のせせらぐ音、消えゆく泡…。
まさに、鴨長明『方丈記』ゆく川の流れは絶えずして…。最高の時間がすごせました。
と、講座の一貫である散策で、まさに鴨長明に出会えました!
冒頭のフレーズは有名ですが、変わらないために変わり続ける『動的平衡』の一例として、またマインドフルネスプログラムでも、この方丈記のフレーズを、思考を考えるときの教材として使用されていて、私の大好きなフレーズです。
ほんとうに、知識の習得だけでなく、自分の細胞をつくりかえる機会をいただくことができて、たいへん素晴らしい講座となりました。