早い 梅雨明け
かと思うと 戻り梅雨でムシムシ
先日も投稿しましたが 虫も動物も まだまだ 暑さには慣れていないようです…

「暑熱順化」ということばを聞かれた方は多いでしょう。体が暑さに慣れることをいいます。 暑さに慣れてくると、早めに汗をかきやすくなり、皮膚の血流も増えて、 熱が逃げやすくなることで 体温の上昇を防ぐことができます。

四季のうつろいが特徴の日本でも 昨今は春夏秋冬ではなく、夏夏冬冬ではないかと思うくらい、暑さも急激です。とても順化するような期間はないようです。アーユルヴェーダでは、季節の過ごし方=リトチャリアを大切にしますが、これまでの四季の変化への対応が参考にならないことも増えてきました。

以前から 夏にもウィルス感染はあるのですが、通常は ウィルス感染というと 冬のインフルエンザやノロ・ロタウイルスなどを思い浮かべる方も多いでしょう。ウィルスは、低温乾燥環境で流行るもの。そんな印象がありますね。

ただ、それはあくまでもヒト目線。新型コロナウィルスをはじめ、ウィルス目線でいうと、手を変え品を変え遺伝子を変え、なんとか感染を広げて生き延びようとします。

当院でも、新型コロナ感染後の各種症状で 来院される方は後を絶ちません。オンライン診察も有用ではありますが、いくらオンラインで多くの患者様のお話をお聞きしても、実際に診察で診る・処置をするのとは 大きく違います。また、各施設に後遺症外来もあるようですが、患者様からお聞きすると、症状を聞くだけで、あまり対応方法がない、様子を見るだけ、ということも多いようです。

当院でも、オンライン診療は行っていますが、実際にご来院いただけた方には、EAT(上咽頭擦過療法)・抗酸化治療(水素、還元電子、サプリメント)・必要な栄養指導(発症予防に勧められるビタミンC、ビタミンD,亜鉛、マグネシウム、セレンや BCAAなど)・セルフケア などを含めた 各種のアプローチで治療にあたっています。決定的な療法が確立されていない中ですので、いわば総力戦で対応する必要があります。

さて ちょうど用事もあり 地元の神社にお参りしてきました。

氏神様。
以外に私たちはスマホやネット情報に振り回される一方で
地元、目の前のこと、日々の生活、自身のからだ… そこに意識を向けることは少ないものです。戦争、新興感染症、心が痛む犯罪 そういったことが多い この時代こそ 目の前のこと、今日に 目を向けて 集中して生きることが 大切だと感じます。

※拙書『慢性副鼻腔炎を自分で治す』(マキノ出版)の過去の記事は→こちら

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きたにし耳鼻咽喉科